社会人として働いているけれども、学び直しに興味がある。
フルタイムで働いているので忙しくなるのは想像できるが、他に何を犠牲にすることになるのだろう…。
覚悟しなければならないのはわかるが、事前に知っておきたい。
私は社会人になってからデザイン系専門学校の夜間部で学び直しをしましたが、それまで自由に使っていた時間などを犠牲にしました。
(そのくらい本気で学びたかったということでもあります)
私が通った学校は2年制の学校でしたが、1年目は会社員としての仕事と両立しながら、2年目は会社を辞めて、学校の勉強に専念しました。
今日はズバリ、学び直し中に私が何を我慢したか、何を犠牲にする必要があったかを書いてみようと思います。
- 仕事と学びの両立を検討している
- 学び直しに興味がある社会人
- 学び直し経験者が何を我慢・犠牲にしたかを知り、事前に心の準備をしたい
社会人になってからデザイン系の夜間専門学校に通ったサラリーマンが我慢・犠牲にしたもの5個
1. 睡眠時間
まずはこれです。フルタイムで働いていたときは、日中は朝から夕方まで働き、その足で夜から始まる学校に通っていたので、家に帰るのは夜遅く。学校の課題を行う時間を確保するため、何かを我慢しなければなりませんでした。
そこで犠牲にしたのが睡眠時間。削れる時間は主に睡眠時間しかなかったのです(それと、会社の昼休憩の時間)。そのため、学校の課題の量がピークの時は最悪ほぼ徹夜、そうでなくとも学校の授業がある平日の平均睡眠時間は約3〜4時間でした。
当時は、学び直しをする以上、やむを得ないと思っていましたが、睡眠の質は生活の質に影響するということを学びました。
2. 飲み会や、友人との食事の時間
平日の夜は学校の授業があるので、仕事帰りに会社の同僚や友人と飲みに行く、ということができなくなります。(学校の授業を欠席するのであれば別ですが。)
それは、仕事においては会社以外の場所でのコミュニケーションや関係構築の機会が減ってしまうことを意味しました。また、友人関係においては、若干ではありますがお誘いを断ることが増えるし、こちらから誘うことも減るため、あまり友人と会えなくなるという意味で少し疎遠になることを意味しました。
とはいえ、近い友人や強い結びつきのある人であればこれくらいで関係が切れたりはしないと思うので安心して大丈夫だと思います。
仕事での関係構築についても、仕事中にも十分可能ですし、昼休憩中に積極的に同僚とランチに行くなどすれば問題ないと思います。私もそうでした。
3. 仕事における新しいチャンス
仕事と勉強を両立していたときは、なるべく新しい仕事には手を挙げないようにしていました。なぜなら、誰もやったことのないような領域の業務は時間や手間がかかることが容易に想像できたし、それによって自分の学び直しの時間が圧迫されると思ったからです。当時の私は仕事と勉強にバランスよく取り組みたいと思っていました。そのため、どちらかの比重が多くなりすぎて、片方がないがしろになることが嫌だったのです。
とはいえ、新卒で入社したときの同期はどんどんキャリアアップしていくのを目の当たりにしていたし、自分の仕事(本業)でのキャリアアップの機会が減ることは少し悔しかったです。
4. 新しい服を買う時間
どこかショッピングモールに行って、ゆっくり一日服を見て回って買い物をする時間がなくなります。当時は、もしそんな時間があったら寝ていたいと思っていました。
私は服が好きなので(だからといって必ずしもおしゃれというわけではありません!(笑))、少し悲しかったです。
でも、このときに身につけたのがネットショッピング(ZOZOTOWN)で服を購入するという技。「試着できないし」と思っていたのでそれまでは敬遠していましたが、ほとんど抵抗がなくなり、学校を卒業した今でもヘビーユーザーです。
5. 何も考えない時間(心のゆとり)
専門学校で学んでいたときは、とにかく何かに追われていた気がします。仕事と両立していたときは仕事と勉強のことで頭がいっぱいでした。「明日は●●の課題の提出日で、来週は…」といった感じで常に焦っていたし、時には「あの仕事、学校行く前までに終わらせなきゃ」といった感じで、一人で追い詰められていることもありました。
私にとっては何も考えずにぼーっと過ごす時間が大切だと思ったのはこのときです。自分は心にゆとりのある生活に価値を見出すのだと気づきました。
まとめ:学び直し中には犠牲にしたものもあったが、その中で気づいたことやできるようになったこともあった
学び直しを通して犠牲にしなければならなかったものや我慢しなければならなかったものはありましたが、それらを失ったわけではありません。近い友人は今でも友人だし、何も考えない時間を犠牲にしたからこそ、それが大切だと気づくことができました。
もし学び直しを考えている社会人の方がいたら、少しでも参考になれば幸いです。