今は働いているけれど、学びたいことを見つけた。
通信教育などで自分で勉強するのもよいけど、もう一度学校に通ってプロの先生から学んでみたい。
できれば今の仕事を辞めずに、働きながら通いたいけど、やっぱり大変なのかな…?
私は、2年制の夜間のデザイン系専門学校の最初の1年間を、会社員としてフルタイムで働きながら通いましたが、覚悟はしていたものの想像通りきつかったです(笑)
今回は、何が大変だったのかを書いてみようと思います。
- 「社会人の学び直し」をしたい。学校に通いたいが、仕事と両立できるか不安。
- 働きながら学校に通いたいが、何が大変なのかを聞いて仕事を辞めるか考えたい。
- 仕事と学校を両立するつもりだが、何が大変なのかを聞いて備えたい。
働きながらデザイン系の専門学校に通って、きつかったこと
本業は最低限のことしかできないし、学校にも100%の力を注げない。
どちらも何かしら妥協せざるを得ませんでした。
会社では、目の前の業務以外の+αの提案をする余裕がなくなる
学校の授業は18:00開始だったので、会社ではほとんど残業できず、限られた時間内で業務を終わらせる必要がありました。
(学校に行くと決めたからには、できるだけ授業の内容は聞き逃したくありませんでした。フレックス勤務制だったので、朝早く出社すればよかったのですが、前日夜まで学校の授業を受け、早朝まで学校の課題をやっていると段々朝早く出社できなくなっていきました…。)
そのため、自分の仕事を100%達成することで精一杯になっていきました。やらなければならない仕事を100%こなす。それ以外のプラスアルファの提案や、与えられた以外の仕事を自分から手を挙げて挑戦する、ということも、時間の余裕がなくなるのがわかっていたのでやらないようにしていたし、ほとんどできませんでした。
学校の課題は期限を守ることで精一杯
学校の課題も、時間的な制約から、いつもどこかで見切りをつけてしまっていました。
先生にこう言われたから、とりあえずその通りに修正する。言われたものを最低限作る。もっと自分で考えて色々なパターンを作ってみたり、もっと時間をかけてリサーチしてみたり世の中の作品を見たり…、言い訳にすぎないですが、時間があればもっとできるかもしれない、という気持ちがいつもどこかにありました。
会社でも学校でも、最低限のことしかできなくて、悔しかったです。
時間的な余裕がなくなる。睡眠時間が減り、時間の余白がなくなる。
朝から会社に行って働き、夕方から夜まで学校の授業を受け、帰宅したら締め切りに追われて学校の課題に取り組む。この生活を続けていると、いつしか深夜3時〜4時頃に寝るのが普通になっていました。3時頃に寝られたら良い方でした。
平日の日中は睡魔と戦いながら仕事をする日々
起床時間は大体7:30くらいだったので、授業がある時期の平均睡眠時間はだいたい3~4時間。おそらく人より必要とする睡眠時間が長い私は毎日寝不足で、眠くなりづらくなる薬を常備していました。仕事中に睡魔が襲ってくるので集中できないこともしばしばありました。
そのため、昼休みにはよく昼寝をしていました。でも、学校の課題が切羽詰まっているときは、その時間で作業をしたりすることもありました。とにかく、平日は1分も無駄にできる時間がありませんでした。ゆっくりできたのは通勤・帰宅時間くらいでしょうか…。
こちらに、学校に通っていた時の平日の一日のスケジュールをまとめてみましたので、よろしければあわせてどうぞ。
休日は期限に追われて課題に取り組む
土日祝日は、平日に溜まった睡眠負債を消化しつつ、ここぞとばかりに課題の制作をしていました。学校の課題のために、学校に行って撮影したりもしていました。まとまった時間が取れるのが土日祝日だけだったので、おおがかりな作業を行ったり、必要な資材を購入するのに充てたりしていました。
もちろん、デザインの勉強をしているときや、課題の制作をしているときは苦しい時も多くありましたが、楽しかったです。でも、今思えば常に何かに追われていて、時間の余白がありませんでした。
常に何かに追われている、というのは、精神的にきつかったです。
精神的な焦り。周りの人は働き盛りでたくさん稼いでるのに、自分は違うという劣等感。
20代後半は、多くの人が会社でもそろそろ中堅で、働き盛りだと思います。
なのに、自分は必要最低限の仕事だけこなして、定時か、定時より早く退勤して学校に行く。
本当はもっと仕事をしたいけれど、頑張りすぎると学校の課題に支障が出る。逆もしかりで、八方塞がりでした。
私は人と自分を比べてしまう傾向があり、働いているときは劣等感を感じてしまうこともありました。自分が納得して決めてやっているはずなのに。
おそらく、自分が人生の中で何に価値を見いだすのかがはっきりしていなかったのだと思います。お金なのか、仕事のやりがいなのか、それ以外のことなのか。
まとめ:私にとっては、体力・精神面の両方の観点から大変だと感じた
働きながら学校に通う中で大変だったことをまとめてみました。今思い返すと、よく1年続いたなと思います(笑)でも、同僚の理解がなければできないことでした。今でも感謝してもしきれません。
もちろん、世の中には働きながら学校に通っていて、上手に両立している人がたくさんいると思います。自分がいた会社にも大学院に通っている人もいました。(週に何日通っていたのかはわかりませんが)
もし今、働きながら学校に通いたいけれども、やっていけるのかどうか漠然と心配している方がいるなら、この記事が少しでも参考になれば幸いです。