なかなか外に出かけられない昨今。でもなんだか今日は自由に思うがままに舞いたい気分。自分を解放して動き回りたい。とはいっても急に一人で踊るのもちょっと恥ずかしい…。せめてかわいい女の子が踊っているのを見て自分もそんな気分に浸りたい。そんなあなたへ。
今回は、アラサーの私がおすすめする踊っている女の子が魅力的な映画を3つピックアップしてみました。
音楽に乗って、気の赴くままに踊る姿ってその人の内面が出る気がします。音に乗りたい気分。自由気ままになりたいと思ったときにどうぞ。
- 外にはあまり出られないけれども体は動かしたい気分。何かそんな気分になれる映画がないか知りたい。
- かわいい女の子がとにかく好き。そんな女の子が見られる映画が知りたい。
パルプ・フィクション(PULP FICTION)
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ユマ・サーマン、ジョン・トラボルタ
製作年:1994年
製作国:アメリカ
あらすじ:時系列に注目
コーヒーショップのチンピラカップル。ギャングの男二人組。八百長をしているプロボクサー。それぞれのストーリーが、時系列もバラバラに交差します。
クールな大人たちのツイスト・ダンス
ダイナーのようなところで食事を済ませ、一服していたところ、ダンスコンテストが始まる。踊りたくなったから踊ると言い出すミア(演:ユマ・サーマン)。その夫との約束でミアのしたいことに付き合うよう言われていた部下の男・ヴィンセントは、ともにステージに上がる。
明るい音楽がかかった瞬間、近付き難い雰囲気の、なんなら強面のクールな大人たちがお茶目な動きでツイスト・ダンスをするのだから、そのギャップに萌えた。だって、服装だってモノクロでシックだから。表情は変わらないのがさらにそそる。踊りたいから踊る、今そういう気分になったの。たまにはそんな風に自由に生きてもいいじゃないか。大人になったらこんな風に自由に踊るのかなって中学生くらいのときに憧れたかった。
SOMEWHERE
監督:ソフィア・コッポラ
主演:エル・ファニング、スティーヴン・ドーフ
製作年:2010年
製作国:アメリカ
あらすじ:父親と娘のハートフルストーリー
普段は母親と暮らすクレオ(演:エル・ファニング)。両親は離婚している。父親は有名な映画スターのジョニー・マルコ(演:スティーヴン・ドーフ)。あるとき都合により父親に預けられ、しばらく一緒に過ごすことになる。普段は派手な生活を送りながらも虚しいような日々を送るジョニーは、クレオと共に日々を過ごす中で自分の人生を見つめ直していく。
透明感で消えてしまいそうな天使
ある日、ジョニーはクレオとフィギュアスケートのレッスンへ。衣装も着て、スケートリンク上に立ち、ポーズをとる。音楽が鳴り、女性ボーカルの透き通った声に合わせて滑り出す。興味のなさそうに座って携帯電話をいじっていたジョニーも次第に娘のスケートに釘付けになる。
踊りというか、フィギュアスケートです。氷上に舞う少女。少女というより天使なんです。スケート場の氷と空気だけでなく、もう全てが透き通っている。その人から醸し出される雰囲気もそうだし、衣装の水色も氷の色に溶け込んでいて、BGMの歌も女性ボーカルの声も可愛いらしく澄んでいる。ジャンプやスピンをするときに聞こえるスケート靴で氷を削る音が涼しげでアクセントになって心地よい。最後の笑顔にキュンとします。丁寧に滑っているのがわかるので、きっと心も澄んでいるんだろうなと想像してしまう。何度も見たくなるシーン。なんだか心がすっきり、涼しい気分になります。
BUFFALO ’66
監督:ヴィンセント・ギャロ
出演:ヴィンセント・ギャロ、クリスティーナ・リッチ
制作年:1998年
制作国:アメリカ
あらすじ:危険な香りのする男と少女のあたたかい関係
刑務所から釈放された男にダンススタジオで拉致られ、連れ去られる少女レイラ(演:クリスティーナ・リッチ)。同じ時間を過ごすうちに二人の距離が縮まっていく。というのが端折りに端折ったストーリー。ちなみに関係ないですが、私はこの映画を見るとココアが飲みたくなります。ココアというか、「ホットチョコレート」。
あるとき二人はボーリング場に行き、男がボーリングをし続ける。その途中でムーディだけど切ない曲調の曲が流れ、パッと暗くなり、少女にスポットライトが当たる。音楽に合わせておもむろに踊り出す少女。タップダンスのカツッ、カツッ、カツッ、という音が鳴り響きます。
ボーリング場に響き渡るタップダンスの音
あ、そんなに踊れるんだ、と少し驚きました。何にも興味がないように見えるから。見た目で人を判断してはいけない。しかしながら何事もなかったように軽快なステップで自然な動きで踊る少女。無表情なのと、ムチムチした体がエロい。ミニ丈の薄い水色のワンピースと白っぽいタイツがそれに追い討ちをかける。
クールで退屈そうな少女が急に踊り出すから、女心はわからない。急にそういう気分になったのか。体が勝手に動き出したのか。表情を変えないからわからない。男にそこまでだと言われて音楽が止まりフェードアウトする少女は、そんなことを言われたことも気にしていないようで、至って冷静に見えた。クールの極みだ。そして本能のままに生きている感じ。
まとめ:踊っている姿をみると自分も踊りたくなるかも
踊っている女の子がかわいい、魅力的な洋画を3つご紹介しました。
踊りって、その人の心を体現しているのかもしれません。
動き回りたいけどそうもいかないときは、踊りのシーンがある映画を見て、そんな気分になってみてはいかがでしょうか。