社会人になって間もないころ、うつっぽくなりました。数ヶ月休職して、その後職場に復帰しました。
休職している間、自分が本当にやりたいことは何だったのか、何になりたいのか、これからどうしたいのか、何をしているときが楽しいのか考えました。
この記事で、偉そうに「何をしているときが楽しいか考えて」、やりたいこと=デザインをすること、が見つかった、と言っていますが、きっかけはうつだったんです。
今回は、うつになるまでから、やりたいことを見つけるまでのことを書こうと思います。
- 今の仕事が精神的につらい。逃げたい。
- 今の仕事以外に、本当は他にやりたいことがある。
引っ込み思案の20代前半だった頃、うつになり仕事を休んだ。その間に自分と向き合い、やりたいことを見つけた話。
入社〜うつになるまで
私は大学卒業後、新卒で、とある企業に入社しました。
(詳しい経歴はこちら)
入社したからには頑張ろう、と、少しは張り切っていたんだと思います。でも、部署に配属されて、仕事をしながら気づきます。なんだかものすごく生きづらい、と。
元々極度の人見知り。ものすごく人に気を使う。人の目をものすごく気にする。消極的。慎重。引っ込み思案。そして、自分より歳上の人が怖い。全員怖い。
自分の美容院の予約ですら、電話するのに一日悩んで、その日は予約することを諦めてしまうこともあったほどだったと言えば想像がつくでしょうか。
そんな私なので、職場では毎日緊張していました。仕事の相談をするのにも、何時間か考えてやっと話しかけられる。誰に聞けばいいかわからなくて、数日間、相談できないこともあった。
そうやっていくうちに、どんどんボールを抱え込んでしまい、処理しきれなくなっていきました。
気づけば、休みの日もぼーっとする時間が増え、毎日涙が出てくるようになりました。朝になればお腹が痛くて、当日休むこともしばしばありました。
もう限界だったんです。
病院で診察を受けたときに、自分の心が限界であることに初めて気づきました。
休職して、自分と向き合った
診断書をもらって、休職することになりました。
休職中は、しばらくは外に出る気になれませんでしたが、少しずつ外に出かけるようにしました。
元々引きこもりで、一人で出かけることもほとんどなかったので、新しい経験でした。
美術館や展覧会が好きだったので、色々なところに足を運びました。
そうしているうちに、自分も何か作りたい、と思うようになりました。そういえば、資料を作ったり、一人で黙々と作業することは好きかもしれない、と思ったのです。
その中で、昔少し興味のあった「デザイン」を思い出します。そういえば心の奥底にしまった夢だったけど、やっぱりチャレンジしたい。そう思い始めたのでした。
こんな風に書くと美談に聞こえますが、結局はやっていた仕事から逃げたかったんだと思います。
「もうこの仕事は私にはできない」「私には向いていない」と思っていました。
ある種の現実逃避だったのかもしれません。
よく考えてみたら自分のやりたいことをこうしてゆっくり考えたことがなかった気がします。大学生のときに就活をしていたときも、とにかく「内定」を取ることに必死だったので。
でも、逃げることが悪いことだとは思いません。自分を守るためにはそうするしかありませんでした。
自分がやりたいことを見つけて、希望を持てるようになったことで、少しずつ前を向けるようになったような気がします。
まとめ:うつがきっかけで自分と向き合ったことで、今後どうしたいか、何がしたいのかが見えてきた
うつになったことがよかったとは思いません。
でも、それがきっかけで自分の興味の持てることに気づけました。
もし何か今のお仕事で悩んでいる人がいたら、この記事が少しでも前を向くきっかけになってくれたら嬉しいです。