いつもなら雨が降っていたらおうちの中にいたいけど、今日はなんだか雨に触れたい気分。かといって、本当に外で雨にうたれるわけにはいかないから、せめてそんな非日常な気分だけでも味わいたい。
そんなあなたへ。
今回は、恋する女の子が雨にうたれているシーンが印象的な映画を3つピックアップしてみました。見ていると、なんだか雨の水の触感や、音を感じるような、そんな映画です。
- 外の自然に触れたい気分
- 雨の中傘をさしてでもいいからお出かけしたい気分
- 雨をものともしないくらいの恋をした気分になりたい
四月物語
監督:岩井俊二
出演:松たか子、田辺誠一
公開年:1998年
製作国:日本
あらすじ:胸に秘めた恋を追いかけて
春。東京・武蔵野の大学に通うため、北海道から上京して一人暮らしを始めた卯月(演:松たか子)。彼女がこの大学に入学したのにはある理由が。様々な人と触れ合う日常と恋の物語です。
この映画を見ると、なんだか自分が一人暮らしを始めた時の不安や希望が入り混じった気持ちを思い出して、胸がキュっとなります。
ちなみにこの映画も自転車が印象的ですが、自転車に乗りたくなる映画3選はぜひこちらで。
恋する女の子のみずみずしさを感じる雨
雨が降る印象的なシーンは物語のクライマックス。自転車で本屋に行って帰ろうとしたところ、土砂降りの雨が降っていることに気づきます。傘がない卯月は…。この後はぜひ映画を見てください。
土砂降りの雨を前に、卯月が何を思ったのか想像してみました。「雨に濡れてもいい。この時間が少しでも長く続くなら。そんなことより、この状況を共有できたことが嬉しくて、恥ずかしくて、早く帰りたい…」こんな感じでしょうか。(いや、違うかもしれない…。)
でも一つ思ったのは、雨が降ろうと、土砂降りだろうと、恋にそんなことは関係ないということ。雨ごときで恋は邪魔されないんだなと。恋する女の子のみずみずしさが際立っていました。むしろ雨の水が表情をキラキラ輝かせているように見えました。何事にも一生懸命だった、いつかのあの頃を思い出すようなシーンです。
プレビュー
[ 出典:『四月物語(プレビュー)』YouTubeムービー(YouTube) ]
動画のサブスクサービス(少なくともAmazon Prime VideoやNetflix)にはなかなかないようなので、DVDのリンクを貼っておきます。
ティファニーで朝食を
監督:ブレイク・エドワーズ
出演:オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード
公開年:1961年
製作国:アメリカ
あらすじ:自由奔放だけど心の奥で本当に求めているものとは
ニューヨークに住む娼婦のホリー(演:オードリ・ヘプバーン)は、自由奔放なパーティーガールで贅沢な生活が好き。ある日、彼女の住むアパートに駆け出し作家のポール(演:ジョージ・ペパード)が引っ越してきます。仲良くなるものの、玉の輿婚を狙う彼女は富豪との結婚を決めてきます。しかし、ホリーとポールはお互いの気持ちに気づき…。
二人だけの大人のロマンチックな雨
こちらも印象的な雨のシーンが出てくるのは映画のクライマックス。土砂降りの雨がクライマックスシーンを引き立てます。ザ・ロマンチック。もう誰にも邪魔されない2人だけの世界。(それと猫。)終わりだと思っていた関係がまた始まる。やっぱりあなたが必要。そんな気分を雨が盛り上げてくれます。
予告
[ 出典:『ティファニーで朝食を – 予告編』YouTubeムービー(YouTube) ]
アバウト・タイム
監督:リチャード・カーティス
出演:ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ
製作年:2013年
製作国:イギリス
あらすじ:時間を操れる不思議な力に気づいた主人公
ある日過去にタイムトラベルできる自分の能力に気づいた主人公のティム(演:ドーナル・グリーソン)。その能力を自由自在に操り、恋愛に人生に奔走する。
ハッピーを引き立てる雨
雨が降るのは結婚式の後のパーティ。オープンエアでのパーティという時点で開放感あって素敵だなと思うんですが、雨のせいでなんとも会場が大変なことに…。と書けば残念な雰囲気を想像すると思いますが、その逆。雨をものともしないような笑顔。むしろ雨が色んなものを洗い流してハッピーだけ残していく感じ。雨に濡れて嫌そうな人もいますがそれすら微笑ましい。
予告
[ 出典:『映画『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』予告編』シネマトゥデイ
(YouTube) ]
まとめ:映画を見て爽やかな雨と恋を感じてみて
雨に触れたくなるような映画を紹介しました。どれも恋する人たちが綺麗に映る映画です。
外には出られないけど雨を感じたい、そんなときにいかがでしょうか。